命の最前線、
救急現場のプロを育てる
救急救命士は心肺停止、低血糖および命の危険があるショック傷病者に対し、医療機関などへ搬送する間に、救急救命処置で生命の危険を回避させる医療従事者です。いつ、どこで、誰が倒れても冷静に的確な判断をし、処置を行える、命の最前線である救急現場におけるプロフェッショナルを育成します。
Point
1
県内唯一の養成校!
Point
2
高い合格率!
国家試験合格率 84.8% (2019年実績)
Point
3
第7回南日本学生救急救命技術選手権
『総合優勝』
第3回〜第7回の南日本大会で連続して総合成績第3位以上の好成績!
目指せる資格
救急救命士国家試験受験資格
3年の課程を終了することで、国家試験の受験資格を得ることができます。
潜水士
厚生労働省が認定する国家資格。水中でなんらかの作業をするには必須の資格です。海上保安員、海上自衛隊員に必要な場合があります。
危険物取扱者乙4類
ガソリン、アルコール類、灯油、軽油、重油、動植物油類などの引火性液体を扱える国家資格です。
目指せる職業
消防吏員
消火、予防、救急、救助に当たる地方公務員。
病院職員
病院の救命救急センターなどに従事し、ドクターカーや病院保有の救急車などで出動し活動します。
警察官
警察に所属する救急救命士。地方公務員。
海上保安員
海上保安庁に属し、海難事故などの際の救急救命に当たります。
自衛官
自衛隊の衛生科に所属し、救急救命に当たります。
救急救命士とは?
救急救命士は、病人や怪我人を乗せて医療機関へ搬送する救急車内などで、
処置を行う役割を持ちます。
行える緊急医療行為は、気道の確保、心拍の回復、その他の処置など、症状の悪化を防ぎ、生命の
危機を回避するための救急救命処置で、医師の
指示のもと搬送全般で認められています。
近年、その存在の重要性が高まり、
処置範囲も広がってきています。
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救急救命士の資格があると違うこと
救急救命士枠で消防吏員(消防官)を受験できる
受験資格に「救急救命士取得見込みの者」と記載されている消防本部は、3年次に受験することができます。
この場合、一般の消防官採用試験よりも競争倍率が低くなる傾向があります。
3年間で学ぶこと
1年次
1年次は、解剖学・救急医学概論など医学の基礎を学ぶとともに、公務員試験を見据え、基礎的な教養科目や基礎的な救急技術の習得を目指します。また潜水士・危険物取扱者といった国家試験を受験することで、3年後の国家資格受験への対策・慣れを図ります。
2年次
2年次は、1年次で培った基礎力をもとに、より高度な専門知識を習得し、救急技術においても基礎的な技術を踏まえて臨機応変に対応できる応用力をつけていきます。1年次には漠然としていた将来についても具体的に考え始め、授業に取り組む姿勢にもつながります。
3年次
3年次はいよいよ救急救命士国家資格合格に向けた基礎分野・専門分野のさらなる向上を、臨地実習(病院実習・救急用自動車同乗)などを通じて図ります。後期になると試験対策が大変になってきますが、クラス一丸となって頑張っています。試験合格はもとより、救急救命士として人の痛みのわかる優しさもこの3年間で身につけてほしいです。
高い技術力の証明
第7回南日本学生救急救命技術選手権
『総合優勝』
救急救命士を目指し学ぶ学生が、その技術・知識を競い合うことにより、さらなる救急救命技能の向上に資することを目的に、4つの地区で学生救急救命技術選手権が開催されています。沖縄医療工学院の救急救命学科では、南日本大会において、第3回~第7回まで連続して総合成績第3位以上の好成績を収めています。
授業内容
実習
救急救命処置の範囲が広がり、人の命を救う現場でますます期待される救急救命士。
SOLAでは1000時間を超える実習時間で高度な技術を確実に習得します。
実際の現場を想定した実習を行うことにより、
即戦力となる技術を習得します。
実際の救急現場での救急隊活動や消防署内での
日常活動を体験・見学・学習します。
救急隊から引き継がれた傷病者を病院内で診察・
検査・処置までする一連の流れなどを見学・
学習します。
実技実習
近年、これまでに救急救命士が行えた救急救命処置の範囲が拡がり、
実習もそれに対応したものが導入されています。
心配停止状態の傷病者に対し、医師の指示のもと、救急救命士が行える処置を確実に実施するための総合想定訓練を行います。
ラリンゲアルチューブや平成16年に認められた気管挿管チューブといったデバイスを用いて、確実に人工呼吸が実施できるようにします。
糖尿病を持病とする傷病者が低血糖発作を起こした際、救急救命士はブドウ糖溶液を投与します。この際、血糖を測定し、必要に応じ、静脈路確保を実施した後に行うため、一連の流れを実習で学びます。
心肺停止の傷病者にアドレナリン(強心剤)を投与し、心拍の再開を試みるまでを実習で行います。
助産師の資格を持つプロフェッショナルの先生からレクチャーを受け、出産の救急要請に対し、新しい命と新しい命を生み出すお母さんの命の両方をつなぐ分娩介助実習を行います。
地域住民の皆様や学校職員とともに、心肺蘇生法講習会を実施し、救命の輪を広げる地域貢献活動を行います。
多数の傷病者が発生した際に、迅速に傷病者を救出し、緊急度を的確に判断した上で、必要な処置を確実に行う実習を学園校舎全館を使用して行います。
設備
実習にはさまざまな設備・器材・機器・薬剤が使われます。
実際現場で使用されているものと同様なものを使って、実技を確実なものにしていきます。
実習では、多様な施術を一つひとつ丁寧に学んでいきます。
SOLA1番の眺望のなか、充実した設備を使い、実習を行います。
実習器材は相当数を準備しており、十分な教育を受けられます。
心拍数や心電図、血圧といった本当の傷病者のような状態を人形で作り出すことにより、実動訓練同様、傷病者の病態生理学を把握し、救命する実習を行います。心肺停止状態時に心拍再開を目指す心肺蘇生実習にも、シミュレーターとして使用されます。
全身の人体模型や各臓器の分解模型を豊富に用いて、実際に解剖したかのように臓器の隅々までを把握し、解剖学を平面ではなく立体的に理解することができます。
実習用の救急車を保有し、内部の資器材は最新かつ実際の医療現場で使用されているものを使います。
国家試験合格への道
就職実績
消防職
- 東部消防組合
- 那覇市消防局
- 宮古広域消防
- 名護市消防
- 宜野湾市消防
- 吾妻広域町村圏進行整備組合
- 佐世保市消防局
- 島尻消防組合消防本部
- 中城北中城消防
- 垂水市消防
- 石垣市消防本部
- 浦添市消防
- 久米島町消防
- 沖永良部与論地区広域事務組合消防本部
- 国頭地区消防
- 宮崎市消防
- 沖縄市消防
- 神戸市消防
- 本部町今帰仁村消防組合
- 東京消防庁